18: シシャモ
キュウリウオ目キュウリウオ科シシャモ属注
学名:Spirinchus lanceolatus (Hikita)
英名:Shishamo smelt [原]
いわゆる「本シシャモ」で、日本固有種。北海道鵡川産の生干しのメス個体より摘出したものの裏表1対ずつ。中烏口骨付き。1)肩甲骨先端と中烏口骨の接する部分は鋭角的に尖ること、2)烏口骨に何本もの筋が入ること、3)烏口骨の上方突起も太くて非常に立派であることなど、全体的な形はかなり特徴的。
拡大図。
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こちらは北海道産の生干しのオス個体より摘出したものの左右。中烏口骨付き。右の標本は射出骨の一部(?)が残っている。「魚のサカナ」の形は、基本的にはメスのものと同じだが、オスの方がよりバランスが良いようにも思われる。
一般に「子持ち」のメスが珍重されるが、個人的にはオス(写真上)の方が遥かに美味いと思う。
(9/8/10 改稿)
注:キュウリウオ目は、かつてはキュウリウオ亜目としてサケ目に含められていたが、Joseph S. Nelsonの著作「Fishes of the World, 4th Edition」(2006) により独立の目とされた。