119: キダイ

スズキ目スズキ亜目タイ科キダイ亜科キダイ属
学名：Dentex hypselosomus Bleeker^注
英名：Golden tai [原], Yellowback sea-bream

別名れんこだい（連子鯛）、れんこ。山口県産の鮮魚から摘出。魚の外形は少々寸詰まりにしたマダイの様な印象だが、その「魚のサカナ」は予想通りマダイのものに酷似していた。ここに写真は掲載しないが、体長に比して耳石が非常に大きかったのも印象的。

今回は塩焼きで食したが、香り／味とも申し分なく非常に美味。また若狭特産品の「小鯛の笹漬け」の原料としても有名。

注：以下の論文の出版により、2005年出版の「新訂原色魚類大圖鑑」と2000年出版の「日本産魚類検索 全種の同定」にも掲載されているキダイのかつての学名D. tumifrons (Temminck and Schlegel)は無効名となった。
Yukio Iwatsuki, Masato Akazaki and Nobuhiko Taniguchi, Review of the Species of the Genus Dentex (Perciformes: Sparidae) in the Western Pacific Defined as the D. hypselosomus complex with the Description of a New Species, Dentex abei and a Redescription of Evynnis tumifrons. Bull. Natl. Mus. Nat. Sci., Ser. A, Suppl. 1, pp. 29–49, March 22 (2007)

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