128: シマイサキ
スズキ目スズキ亜目シマイサキ科シマイサキ属
学名:Rhyncopelates oxyrhynchus (Temminck and Schlegel)
英名:Sharpnose tigerfish [原], Fourstriped grunter, Sharpbeak terapon
20cmくらいの鮮魚から摘出した「縞伊佐木のシマイサキ」。肩甲骨が擬鎖骨と緩やかに結合していたため擬鎖骨付きで調製。
擬鎖骨から外した左右の標本。個体サイズの問題もあって小さく、形はオーソドックスなスズキ亜目の「魚のサカナ」と言えるが、良く見れば全体的にバランスが取れた素晴らしい形。
拡大図。骨の中に気泡が入り込んでいるのが良く分かる。
鮮度的に塩焼きにしてみたが、身質が良い上に、旨味も多くかなり美味。ただし私の連れ合いは「ちょっと磯臭さがあってあまり好きじゃない」んだそうで、どうやら好みによって美味い/不味いが分かれそう。八王子綜合卸売協同組合・やまぎし水産の店頭に並んでいた「入り会い」(数種類の魚を1箱に入れて出荷されたもの)に入っていたもの。産地をチェックし忘れたのが悔やまれるが、市場では基本「雑魚」扱いなので非常に安価(今回は120円/2匹だった)。