新・魚のサカナ(鯛のタイ)図鑑(引越中)

いわゆる「鯛のタイ」の写真集

172: アミメハギ

フグ目フグ亜目カワハギ科アミメハギ
学名:Rudarius ercodes Jordan and Fowler
英名:Japanese filefish [原], Whitespotted pygmy filefish

体長約3cmの個体(尾柄に短い剛毛が認められなかったので恐らくメス)から摘出。左右の長さが約4mm、高さは烏口骨の上方突起部分を含めても1mmあるかどうかという非常に小さな標本。上下を逆さにするとその烏口骨の上方突起部分が「アシカの手」のように見えるのはカワハギウマヅラハギのものと同様だが、「網目剥のアミメハギ」全体としては、直線的にスラッと細長く伸びた中々凛々しい形。肩甲骨および肩甲骨孔は大きめ。

八王子総合卸売センター内の総市水産で購入した、南蛮漬けサイズの小アジの山に紛れていたもの。大きくなっても8cmくらいにしかならない小型のカワハギ類(英名の一つが「白斑付きの極小皮剥」)の、更に小型サイズがたった1匹ということで今回は食べなかった、、、が、実際どんな味なのだろう?写真右は「魚のサカナ」を取り出す前に皮を剥いでみたところ。カワハギなど大型の仲間に比べると外皮はそれほど固くなかった。