68: マナガツオ

スズキ目イボダイ亜目マナガツオ科マナガツオ属
学名：Pampus punctatissimus (Temminck et Schlegel)
英名：Pomfret, Silver pomfret

射出骨付きの標本。早く胸鰭を動かすためなのか（キンメダイと同じように鰭の裏側は赤筋に富む）、烏口骨が平たく広がりかなり頑丈な印象を受ける。ただし骨密度は余り高くない様で、光に透かすと大量の『泡』が見える。「目」はさほど大きくない。

関西では常に高級魚。関東ではあまり見ないが、見かけた時はやはり高価。味噌漬けや西京漬などの「焼きもの」として食べられるのが基本だが、旨味／食感ともに優れているため、新鮮ならば刺身や焼き切りにして非常に美味。個人的な話で恐縮だが、自分の連れ合いは「これまで食べた中で、刺身はマナガツオが一番好き」なんだそうで。八王子総合卸売センター内、高野水産で購入。

(7/5/10 改稿）