新・魚のサカナ(鯛のタイ)図鑑(引越中)

いわゆる「鯛のタイ」の写真集

108: カナガシラ

スズキ目カサゴ亜目ホウボウ科カナガシラ属
学名:Lepidotrigla microptera Günther
英名:Redwing searobin [原], Gurnard

新潟産の小型の鮮魚から摘出。巨大な射出骨で肩甲骨と烏口骨が分断されている。近縁のホウボウのものと比べると、前後方向に圧縮されたような感じで、全体的にずんぐりした印象。また射出骨の所々に小さな孔があるが、ホウボウのものにはこれがない。

ホウボウ科の特徴である「脚」(右の方にある3本の太い軟条)は一番後ろの射出骨に結合していた。

ホウボウと異なり、胸鰭にはほとんど模様がない。また第1背鰭にある紅斑はカナガシラ(とその近縁種)の特徴の一つ。

煮付けにしたが、身離れが良いので子供でも食べやすかった模様。また味もとても良く、ホウボウと比べると安価なのも嬉しい(ちなみに今回は小型とは言え1匹当り50円しないという破格値)。角上魚類小平店で購入。